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遍歴 その2

いよいよマルチ

ウーさんが見つけてくれたホーンはJBLの2309/2310という、あの有名なハーツフィールドと同じ業務用バージョンだった。 何というカッコよさ!
女房殿に言わせると、こんなガラクタみたいなスピーカのどこがいいのよ、となる。
美意識の差である。
ウーファーエンクロージャーに乗った、ホーンとのなんともいえぬ面構えは見ているだけで良い音がしそうな風情である。

とりあえず、これもウーさんが用意してくれたJBLのネットワーク、LX-5で行くが、ゆくゆくはマルチアンプと決めている。
その時はツィーターの075も探さなくてはならぬ。
3ウエイ・マルチアンプに向かってもうどうにもとまらない状況へと突き進んで行った。

何という絶好のタイミングであろうか、旧正月の休みが10日ほどあり、娘が生まれてこのかたスキーなるものをしたことがないという。北海道へ行ってみようかという話が纏まりかけていた。
このとき、私の頭の中では「よし、その時に3ウエイマルチの要であるチャンデバを日本で調達しよう」という考えが固まりつつあった。

アンプのほうはいずれいるものだけに、スピーカ搬入にあわせて、これもあこがれていたMcIntoshのC40とMark LevinsonのNo.27を2台、ウーさんの知り合いの中古AUDIOショップから手に入れていた。

あとはチャンデバ、ツィーター、ツィーター用パワーアンプだけである。

もちろん、マルチアンプシステムなど初めての経験である。
真に無謀な計画である。
だが自信はあった。
知識だけは耳学問で詰め込んであった。
SS誌、MJ誌、ラジ技誌などを何年も読み漁っていたからだ。

いよいよ旧正月の休みが来た。
我が家族はまず関空へ飛んだ。そこから国内線に乗り換えて札幌へ。
私はかれこれ25年ぶり、女房殿と娘は始めての北海道であった。
折りしも札幌は雪祭りであったため、我が家族は札幌に3泊する予定を組んでいた。
初日はさすがにホテルに入るだけで何も出来なかった。
香港から持ってきたSS誌を眺めて「明日こそチャンデバを手に入れるぞ」と眠りに着いた。
なかなか寝付かれなかったのは言うまでもない。

翌日、女房殿と娘の目を盗んで札幌の町へ出かけた。
目指すは「キャビン大阪屋」という札幌とは思えぬ店名のHiFiショップである。
SS誌に出ていた住所を頼りに後は匂いで探し当てた。好き者とはそういうものである。

早速、店員さんに「フォステクスのN3000はありますか?」と切り出した。
手ごろな価格の3ウエイ専用のチャンデバである。
「すみません。在庫がなくて御取り寄せになります」と店員さん。「それならアキュフェーズのF25は?」と私。
「はあ?・・・・・・・・・・・・」と店員さん、こちらをまじまじと見て黙ってしまった。

さもありなん、である。
聞いた機種がないと分かるとその機種の5倍以上の価格の機種はあるかと言う。
「こいつ馬鹿か?」と思われたのに違いない。
こちらは大真面目である。N3000がなければF25にしようと決めていた。
当時(今でもそうだが)はカタログを見てもフォステクスのN3000かアキュフェーズのF25しか見当たらなかったからだ。手ぶらで香港へ帰る訳にはいかないのである。

「F25なら在庫ありますが」、「じゃーF25にします」、「本当にF25でよろしいんですか?」、
「はい、下さい」、やっと店員さんの顔がぱっと明るくなった。
「かしこまりました。そりゃーお客さん何たってF25のほうが断然優秀ですよ!」

こちらにとってはとにかく在庫があることが最優先である。
こうなったらこの際だと思い「A20はありますか?」、「もちろんあります」と、いうわけで、またまた後先考えず買ってしまった。札幌を出る前日の夜にホテルへ届けてもらうこととした。

これで安心して雪祭りとスキーに集中できる。
「さあ~家族サービスだあ~」、とその後の1週間は良きパパであった。

旧正月休みも明けて、075も届き、ついにすべてが揃った。
いよいよ、3ウエイマルチのスタートである。
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by jbl375jp | 2005-11-02 20:07 | Comments(0)