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モノラル・パワー・アンプ2号機


2A3ppアンプの詳細・・・


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回路は「管球王国 Vol.43」に掲載されていた、那須好男氏設計の2A3ppステレオ・アンプを
そのまま、使わせてい頂いた。




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6SN7 1/2による、初段増幅、1/2による、PK位相反転のあと、6SN7のカソード接地増幅回路
いわゆる、「ウイリアムソン」型である。

ウイリアムソン型は20dBの負帰還が掛かっているが、このアンプは7dBほどしか掛けられていない。

6SN7は行きつけの部品屋でSYLVANIAの中古品を2個買ってきた。
モノラルなのでペアである必要もなく、CPを重視・・・




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出力管は2A3・・・ SOVTEKのペア管を使用した。

フィラメントは交流点火、フィラメント間に100Ωの可変抵抗器ハムバランサーが入っている。

自己バイアス用抵抗器はWEの巻き線ホーロー可変抵抗器にて780Ωに設定、60Vとなった。


ブロック・コンデンサの(-)を近くのシャーシに落とし、①初段、位相反転、ドライバのアース、
②電源関係のアース、そして③出力管関係のアースをこのブロック・コンデンサーのアースに
まとめて落とした。


このお陰か、残留ノイズ、ハム音は非常に低く、抑えられている。






電源回路は電源トランスの290V-0-290Vを使って、5U4GBにて整流、
47μF-10H-47μFのフィルターを通してB電源350Vを供給。 
電解コンはJENSENのブロック型を使用した。


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抵抗は東京光音、カップリング・コンデンサーはフランス、SCR社のフィルムコンを使った。










主な仕様

電源トランス:中国製伏せ型 1次;110V-0V,110V-0V
                   2次:290V-0V-290V,6.2V-0V,5V-0V,2.5V-0Vx2

出力トランス:英国LEAK社製 1次:5KΩ 2次:0,8,16Ω

チョーク・コイル:日本製無名 10H/DC180mA

出力管   :2A3 SOVTEK(ロシア)製 X 2(ペア)

電圧増幅:位相反転・ドライバ: 6SN7GTB 米国SYLVANIA製 X 2

整流管:5U4GB 米国RCA社製 X 1


B電圧:約350V

出力管バイアス:自己バイアス 60V

推定出力:10~12W

周波数特性:?

歪率     :?




自分は決して自作マニアではない。


使っているスピーカが球アンプとの相性が良いので、好んで球アンプを使うようになった。


測定器もマルチ・テスター以外、何もない。


メーカー品買っても結局、聴いてみて良いか、悪いか・・・



だったら、自分で好きなように作って、聴いてみて、良かったら・・・





決して自慢できるモノじゃないが、これが自分の自作アンプ・・・
by jbl375jp | 2010-04-01 15:48 | やっさんのシステム
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