KT88から6550へ
アンプに付属のKT88はとにかく素性が分らない。
おまけに一度暴走をしている。
非常に精神衛生上よろしくない。
そこで、安物ではあるが、素性のシッカリした中国球を買ってきた。
中国球の中では由緒正しき「曙光」の6550・・・
一説には、中国製の6550とKT88はガラス管形状のみ別で中身は同じらしい・・・
真偽は定かではないが、もともと互換球であるから当然かもしれない。
一応、付属球がKT88なので同じでは芸がないと、6550を買ったのだが・・
付属の怪しいKT88を外し、「曙光」製6550を挿した。
電源を入れて一息入れて、各カソード電圧を測ってみた・・・
ほぼ付属のKT88と同一、0.46~0.58V程度だ。
電流に換算して40mA弱から48mA程度か・・
安全な範囲だろう。
しばらくそのまま、様子を見て、このところ聴いている、BILL EVANS TRIOの
「At The Montreux Jazz Festival」をCDで聴く・・・
まだまだ、少しいじらねばならないので、引っくり返したまま・・
さて、音の方は・・・・
付属のKT88に比べて、より芯が強くなった。
少し曖昧だった輪郭がビシッと立った感じだ。
私好みの良い意味での硬さが加わり、一音一音がより明瞭に聴こえる。
特にシンバルの硬質感が何ともいえない。
このアンプ、最初から解像度は高いし、レンジ感も狭くない。
まだ中身を見てないが、結構まともなOPTを使っているようだ。
EDDIE GOMEZのベースがブリブリ来ている。
7曲目の終了間際の拍手喝采のシーンなんて非常にリアルに聴こえた・・・
ノイズも比較的低く、このままでいけそうなくらいだ。
よ~し、今度はテナーを聴いてみよう・・・・