電源部と6550のバイアス回路を変更した。
平滑回路兼B電圧降下用の750ΩではB電圧が下がりすぎるため、500Ωのセメント抵抗を
パラって300Ωまで下げた。
これで400Vくらいになるだろう。
6550の自己バイアス用可変抵抗を600オームから280Ω辺りへ変更。
いよいよ電源を入れて、テストだ・・・
各部の電圧をチェックする。
ブリッジ・ダイオードの出力は480Vあたり・・・
B電圧・・・、狙い通り、400V。
位相反転段のプレート電圧、200V・・・こんなところか・・
初段のプレート電圧、123V、バッチリ。
各部のバイアス電圧チェック
6550、4本とも35V近辺、これもバッチリ。
位相反転段バイアス電圧、65V、OK。
初段も1.3Vと問題なく、各部すべて動作可能状態と判断。
いよいよ、音出しテストだ・・・
テスター一丁、測定器なんて気の利いたものは持ってないので、音で判断するしかない・・・
テストにはBILL EVANS TRIOの「ワルツ・フォー・デビー」
緊張の瞬間・・・・・
スコット・ラファーロのベースが深々と鳴る・・・・
太く、厚いベースに思わず、ニンマリ・・・
ここで、ずっと試聴に使ってきた、
同じくBILL EVANS TRIOの「At The Montreux Jazz Festival」
おそる、おそる音量を上げていく・・・
歪まない・・
破綻しない・・・
いいぞ~
力強く、太く、芯がある。
ポール・モチアンのシンバルの連打、拍手や歓声、会場の雰囲気も実にリアルに聞こえる。
自作アンプの自己評価ほどあてにならないものはないというが・・・・
今のところ、煙も出ていない・・・・