人気ブログランキング | 話題のタグを見る

6550ppアンプ最終改造・・仕上げ


電圧調整に平滑回路の抵抗を上げ、下げするより、2次巻き線のアウトに抵抗を
入れることにした。
整流する前に落としたほうが、電力損失が少なくて済むことにやっと気がついた・・・


そこで、手持ちの56オームを入れて、ついでに平滑回路の抵抗も250Ωから100Ωにして
やってみた。

6550ppアンプ最終改造・・仕上げ_e0122780_15192082.jpg


実験段階なので、空中配線・・・(決して真似をしてはいけません!)


各部の電圧チェック・・・

6550ppアンプ最終改造・・仕上げ_e0122780_15243928.jpg

動作時のB電圧は、平滑回路の100Ωの前ですでに410V。

6550ppアンプ最終改造・・仕上げ_e0122780_1525077.jpg

100Ωを通すと、380Vまで下がってしまった。

電圧降下、30V・・・100Ωだから、動作電流は300mAだ。
6550、1本あたり、70mA程度として、こんなものだろう。

これならば、無理に平滑回路に大きな抵抗を入れて、余計な発熱をさせなくても
良いだろう・・・

10Ω位にしてしまおう・・・

10Ωなら300mAだから、1W弱の計算だ。









空中配線のお陰で、久しぶりに400Vの高圧に感電してしまった・・・




6550ppアンプ最終改造・・仕上げ_e0122780_16232242.jpg

空中配線をやめ、平滑回路の抵抗も10Ωへ変更し、キチンと配線。



6550ppアンプ最終改造・・仕上げ_e0122780_16234544.jpg

狙い通り、B電圧は400V・・・


各部の電圧も異常なし。



UL接続と3結の切り替えスイッチも増設して、UL/3結も切り替え可能となった。



そして、待望の音出し・・・


6550ppアンプ最終改造・・仕上げ_e0122780_1715635.jpg



トランスの唸りが皆無なので、キリッとして、綺麗な音だ。

マイルスの「WALKIN’」を聴いたが、芯もあり、切れ込みなかなか良い。

ただ、すこし高域に寄っている様に聴こえる。

マイルスのトランペットが少しきついかな・・・と。



そこで、前から気になっていた、位相反転・ドライバと6550間のカップリングをスプラーグの
VITAMIN-Qの0.1μFからSOLENの0.22μFへ替えてみた・・・



当たった!

きつさが消えて、太さと芯が増したようだ。

0.22μFが効いたのか、SOLENが効いたのか・・・・

上杉さんのオリジナル回路は0.1μFであったが、自分には0.22μFの方があっている。
気持ちだけ低域が上がったのだろうか・・・


見通し、解像度もトランス交換前より良くなったような・・・多分に手前味噌かも・・・


しかし、この3結のプッシュプルは出色だ。

3結らしく、綺麗で瑞々しく、それでいて芯もあり、か細いと言う印象はない。





次にUL接続へ変更して、少し聴いて、3結へ戻した。


このアンプに関しては3結の方がはるかに良い。



WALKIN’に続いて、ビル・エバンス・トリオの
「BILL EVANS AT THE MONTREUX JAZZ FESTIVAL」


瑞々しく、見通しよく、解像度も高く、芯がある。



CD2枚・・・今のところ、煙も出ない・・・



3枚目のハリー・ベラフォンテ「BELAFONTE SINGS THE BLUES」

いいね~



やっと、完成かな・・・







後片付けもたいへんそう・・・

6550ppアンプ最終改造・・仕上げ_e0122780_17503688.jpg

by jbl375jp | 2009-02-15 17:33 | やっさんのシステム
<< 6550ppアンプ改造顛末記 6550ppアンプ最終改造② >>