やっと落ち着いた我が家のパワー・アンプ・・・
初段と位相反転・ドライバはいづれも12AU7、初段をパラって4本使用。
初段と位相反転・ドライバー間は直結のムラード型。
手持ち管の都合で、初段が松下の12AU7、位相反転・ドライバ段にはRCAの5963をあてた。
アンプの心臓部、電源回路。
オリジナルの電源トランスが唸るので、替えた。
整流ダイオードによる、全波整流後、JENSENの100μF/500VX2のブロック電解コンと
10H/500mAのチョーク・コイルによる平滑・フィルターを通している。
プレート電圧は420V
オリジナルはチョーク・コイルではなかったが、チョッと拘って追加した。
出力管はオリジナルのKT88から6550へ替え、固定バイアスから自己バイアスへ変更し、
いろんな球が使えるように考慮した。
バイアス電圧は44V。
6550とKT88は中国球の場合、同一構造らしいが、視聴の結果、最終的にKT88へ戻した。
出力トランス。
いまでは、シャーシ以外では、この出力トランスとKT88だけがオリジナルのアンプについていた
部品となってしまった。
ここまで改造を繰り返してきた訳は、無骨だが、このトランスの素性が良いからに他ならない。
紆余曲折、右往左往、度重なる作り替えを重ねて、やっと満足できる音に仕上がった・・・・